パパと怒り鬼
最近、とあるMLで話題になっていた、DVを子どもの視点からとらえた絵本。 従来の、被害者女性に焦点をあてたものとは違って、父親の暴力は、彼自身が変わっていけること、加害者更正プログラムにも触れられていて、世界中で高く評価されている。
もう、15年ほど前になるだろうか。女性学のクラスで、「加害者男性を救うプログラムが必要なのでは?」と言ったら、「それは、私たちが関与すべきことではない」(まずは、被害女性の救済が優先)と言われ、女性学の限界を感じた。 そのころから、女性の問題は、男性の問題でもあり社会の問題であると考えるようになった。
あれから15年。日本でも、細々と行われてきた加害者支援。これをきっかけにもう少し真剣に取り組まれることを願っている。暴力を振るう人が減れば、被害を受ける人も減るからだ。 それよりも何よりも、日本の異常なほどの労働時間の長さや、非人間的な環境が、暴力の温床になっている気がする。根本的な解決には、労働時間の短縮や、働きやすい環境づくりも必要だと思う。
まずは、お父さんに読んでほしい本。
カウンセラー信田さよ子さんのブログでも紹介されています。 http://hccweb.co.jp/blog/archives/000868.html
0 Comments:
Post a Comment
<< Home