ほめる先生
アイルランドの現地校へ行っていた日本人の話。学校で先生にほめられることが多いという。いいなあって感じた。日本では、先生にほめられたという思い出があまりない子が多いみたい。がんばって当たり前みたいな感じで、私自身もあまり自分に自信が持てなかった。ほめられると気分がいい。自分にもできるんだと思えて、もうちょっとやってみようかなと思える。アイルランドに来て、日本ではほめられたことのない料理も結構人気だったり、素人バンドの演奏もダイレクトに喜んでいる反応を感じて(うまい下手にこだわってないんだと思う)ちょっといい気になれる。
アイルランドでちょっと自信回復して、自分のやり方でいいんだって思えることも増えて、その分、日本の子どもたちにももっと自信を持ってもらえたらなあと思う。日本では、ここまでできて当然という基準が高すぎるように思う。社会全体が完璧主義なのかなあ。それと、寛容さ。できる人でも自分と同じことを他人に求めたりしない。私が日本に帰ってきて一番に感じたのは、この寛容のなさだった。自分が苦労してここまでやったんだから、と他人にも同じように求めるのは、自分がそれだけ傷ついているからなのかもしれない。そのことは理解できるけど、できないことを求められるのはつらい。私はそんな風になりたくないという思いを持って日々生きている。
そういえば、日本の先生にもほめられたのを思い出した。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」小学校の先生にいただいた言葉。
これは、結構気に入っている。
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