Irish coffee

Tuesday, February 13, 2007

春先の落ち込み

アイルランドと大阪の日照時間は随分違います。特に冬場はどんよりした日が続くため、晴れの日の多い地域で育った私には、大きく影響しました。日本でも「冬季うつ病」という言葉がありますが、一年目の春先に、気分の落ち込みが始まります。毎年同じ時期になったら、わけもなくやる気が落ち、そんな自分の状態が理解できず、「なぜ、なぜ」と人に聞いて回るけどよくわからない。

今から考えると、異なる文化習慣、気候、ホームシックなどいろんな要因があったと思いますが、お日様が少ないことは大きかった。でも、思い返してみると、あそこで常に走っている状態で暮らしていく上で、からだがブレーキ反応していたのかもしれないと思います。アイルランドに生まれ育った人でも、感受性の豊かな人は、鬱になったりこもりきりになったりする人もいると聞きました。私だけじゃなかったんだなとちょっとほっとしました。 イギリス人の先生にIt's a coping strategy. (対処法)と言われたことが心に残っています。

「木の芽時」ともいいますが、どこにいても、春先は、体にためこんだ悪いものが出てくる時期。気温や日射量の変化に合わせて、心もからだも、アップダウンしがち。そういう時期なんだとあまり気にせずやりすごすのがいいんだなあと、最近になって感じるようになりました。

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