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Friday, September 14, 2012

ふくしま集団疎開裁判


【拡散希望】

((ふくしま集団疎開裁判のスピーチ))

今週の22日、私たちがこの間取り組んできた「ふくしまの子どもたちの集団避難の即時実現」、この申入書を野田首相に手渡すことができました。これは首都圏反原発連合とここに集まった大勢の皆さんひとりひとりの力のおかげです。ありがとうございました。
しかし、今日現在まで、野田首相は、集団避難の即時実現を検討するように閣僚に指示していません。野田首相は誰ひとり住んでいない竹島問題ならすぐ動くのに、大勢の子どもたちが住み、彼らの命がいま危険にさらされている福島問題で、ちっとも動こうとしない。
それはなぜか。

その訳は、日本政府がチェルノプイリ事故から学び尽くしていて、子どもたちの集団疎開はタブーとすると決めているのです。なぜなら、チェルノプイリ事故でソ連政府が最もタブーにした1つが子どもたちの被ばくデータだからです。いま私が手にしているのはチェルノブイリ事故で多重先天障害を負った子どもたちの写真ですが、このような子どもの被ばくデータが明らかになると、原発事故で子ども達がどれほど深刻な、どれほど悲惨な被害を受けるか、これが人々の前に明らかになります。なおかつ、深刻な被ばくから子ども達を救うために集団避難を実施するとどれくらい大規模なプロジェクトになるか、これが人々の前に明らかになります。その結果、誰もが、二度と、決して、原発事故はあってはならないと、深く確信するようになるからです。そして、二度とこのような悲惨な事故を起こさないために二度と原発は稼動してはならない、廃炉にするしかないと、深く確信するようになるからです。多くの人々がこの不動の確信をすることを、ソ連政府も日本政府も最も怖れているのです。だから、子どもたちの被ぱくデータを隠すのです。

そうであれば、皆さん、今こそ、「ふくしまの子どもたちの集団避難」を多くの人々に訴え、日本政府がいま最も恐れている、たとえどんな迫害を受けても決して脱原発の決意を曲げない、不屈の絶対平和主義者ならぬ、不屈の絶対脱原発の信念を持った人(=絶対脱原発主義者)に多くの人々になってもらおうではありませんか。

ソ連政府は、事故から5年後に子どもたちの深刻な健康被害が明らかになってから、ようやくまともな住民避難基準を採用しました。しかし、それでは遅すぎました、98万人もの貴い命が失われたからです。そして数ヵ月後にソ連も崩壊しました。子どもの命を粗末するような国に未来はなし、からです。この事実こそ日本政府はチェルノブイリ事故の最大の教訓として学ぶべきです。つまり、5年後ではなく、今すぐふくしまの子どもたちの集団避難を実行すべきです。さもなければチェルノブイリより人口密度が15倍の福島県で(たとえ福島第一原発の東半分が海だとしても)どんな悲惨な被害が生じるか、それは1年を経ずして35%もの福島の子どもたちの甲状腺に異変が見つかったひとことからして明らかです。もちろん日本政府も崩壊です。こんな組大ゴミ、誰も支持しないからです。
しかし、こうした異常な事態は今だったら、まだ間に合うのです。防げるのです。

最後にもう一度、言います。日本政府は粗大ゴミになり果てたくなかったら、今すぐ、ふくしまの子どもたちの集団避難の即時実現に向けて行動せよ。


--- チラシ表 ---

ふくしま集団疎開裁判
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/


(チラシには『俺は鉄平』のイラスト)By ちぱ・てつや

今すぐ、子どもたちを避難させろ!
 注目!1 O. 1 仙台高裁!!

今、福島県郡山市の子どもたちが、郡山市に対し、放射能被害の不安のない地域で教育を受けさせることを求めている裁判が、仙台高等裁判所で審理されています。毎週金曜日、文科省前で様々な広報活動を行っています。応援、宜しくお願いします。

連銘先:光前法律事務所 電話 03 5412-0829
    井上利男(郡山) 電話 024-954-7478

福島の子どもたちを福島原発事故による被ばくから救う
  「集団疎開裁判」の支援に、大至急、参加してください!


--- チラシ裏 ---

お父さん:「集団疎開裁判」つてなんだ?
娘   :昨年6月に、福島県郡山市の小・中学生14名が郡山市に、「放射能について安全な場所で勉強させてくれ、避難させて欲しい」って訴えている裁判よ。緊急性があるから仮処分という手続きでやってるの。大学のゼミの教授から教えてもらった。
お父さん:郡山市の汚染レベルは高いからな。でも、心配なら、さっさと自主避難すればいいのに。何で、裁判なんかしてんだ?
お母さん:この前、自主避難した人の話を聞いたのだけど、自主避難にはお金がかかるし、自分さえよければいいのか、友達はどうなるんだと反発する子どもも多いそうよ。それに、地元では避難に批判的な雰囲気もあるのよ。「除染して皆で頑張ろうとしているのに、郷土を見捨てるのか」って。だから、自分たちからはかなか集団避難の声をあげられないらしいわ。それで、裁判で、国や自治体に子どもたちを集団避難させる義務があること認めてもらい、集団避難の道筋をを作ろうと訴えているわけ。
お父さん:母さん、やけに詳しいな。まあ、俺だって、福島で小さい子どもがいれば、まず、絶対安全なところへ逃がしたくなるよ。「郷土、郷土」と言ったって、子どもを犠牲にしたら、この国は本当におしまいだ。
娘   :福島では自主避難する人が増えているわ。県民はそれだけ危険を感じているということでしょう。こんなときこそ、政府は、税金を使って、避難したくてもできない子どもたちを助けるべきよ。それが福祉国家よ。
お母さん:今回はそれだけじゃない。原発事故は人災よ。しかも政府は加害者よ。子どもは何の責任もない被害者よ。どうして、加害者が被害者を助けないで見殺しにしていられるのか、分からないわ。
お父さん:で、裁判所は、郡山市にそう言ったのか?
お母さん:それが、福島地裁郡山支部は、去年の12月16日に、放射能の危険基準は100ミリシーベルトという説を持ち出して、子どもたちの訴えを認めなかったのよ。それで、いまは、仙台高等裁判所でやってるわ。12月16日というのは、政府がトンチンカンな「事故収束宣言」をした日よ。嫌な日になったわ。
娘   :仙台高裁では10月1日に審理があるの。100ミリシーベルト基準にはいろいろ批判があるわ。福島の子どもの甲状腺検査では異常な数値が出てるし、蝶に異常も発見さているわ。除染も思ったほど効果がないし、ホットスポットも放置されたまま。高裁は慎重に判断して欲しいわ。学者の意見も聞くべきよ。
お母さん:ふくしま集団疎開裁判のブログでは、支援と行動を呼びかけているわ。実は、お母さん、陶芸教室の仲間から誘われ、支援の署名をして、毎週金曜日の文科省前の集会や勉強会にも出てるの。でも、裁判に残された時聞はそんなにないの。お父さんも協力して。ブログも読んで、面白いから。
お父さん:なんだ、そうか。だから、母さんはよくく知ってるんだな。子どもを守るのは大人の最低限の役目だぞ。恩返しでもある。父さんも負けずにやるか。
娘   :さすが、お父さん。私も一緒にやる!

※10月1日に仙台高裁で審理があります。ここで子どもの未来が決まってしまうかもしれません。疎開裁判の判断を最終的に決めるのは、真実と正義とそれを訴えるー人ー人の市民の声です。毎週金曜の文科省前の集会、デ毛への参加、10月1日の仙台での集会、裁判官への意見表明、どんなかたちでも結構です。ご支援ください。

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子どもの安全な場所での教育を求める
「ふくしま集団疎開裁判」
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/

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