ルート・アイリッシュ
ケン・ローチ監督の骨太映画。
イラク戦争の背後に隠れた巨大な資本のからくりを暴いている。彼が描いたものはたくさんあるが、その中でも、軍隊やその暴力性の背後に描かれた男同士の奇妙な連帯が興味深い。ある学者は、男たちの「ホモソーシャルな関係」と定義した。抑圧された男同士の関係が生む暴走の危険性も示唆していると思われる。戦争の狂気を男たちの絆に重ねて描き、戦争の根幹に関わるジェンダー構造のねじれを示唆する。戦争批判のこの映画が図らずしてあらわにした卓見である。(ふぇみん2月15日号より)
梅田・シネリーブル、京都・京都シネマにて上映予定。 http://www.route-irish.jp/
女性同士、あるいはトランスジェンダーの関係にもあることだとは思いますが・・・見てみたいです。
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